* 前回のお話をまだ読んでいない方は、まずは
こちら -姉さん、またまた事件です。-からどうぞ。
翌朝、私たちは再度警察署に足を運んだ。
「なんとか」っていう書類を書いてもらうためだった。
なんというのかは忘れてしまったが、確かパスポートの紛失証明のようなものだったと思う。
日本領事館に電話すると、警察でその書類をもらってくるように言われたのだった。
警察署に入ると、昨夜応対してくれた警察官はおらず、みな初めて見る顔だった。
また最初から事情を説明すると、そのうちのひとりが調書のようなものを書き出した。
昨夜と同じことを聞かれ、それに答える彼もうんざり顔。
いったい昨日のはなんだったのだろう。
そのときの調書とか、記録とかは残されていないのだろうか。全くの二度手間だ。
付け加えておくと、日本領事館に電話する時もちょっとした出来事があった。
何度かけても電話がつながらない。
なんと、ガイドブックに書いてある電話番号が間違っていたのだ。
結局、前の日に警察でもらった電話番号のメモがあるのを思い出して、
かけることはできたのだが。
異国での緊急事態に、頼れる情報はガイドブックだというのに。
私たちは憤慨した。
悪いのは(パスポートをなくした)自分たちの方だということも忘れて。
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